母の日に

こんばんは!兄です。

ここ一ヶ月くらいブログの文章を書く気力もなく過ごしていました。


今日はだいぶ暗めな話になりますが、

最後までお付き合い下さい。














突然ですが、


先月の4月18日に母が出直しました。
(天理教では亡くなることを出直しと表現します。)


母は65歳でした。


昨年の5月に食道癌が見つかり、

そこから家族一丸で闘病生活を送っていました。

母は大きな悲しみと不安を抱えながら


『いつか、元気になって、車も運転して、仕事もして、幸せになる』

ということを強く願っていました。


家族も気持ちは同じでした。


そして、昨年の冬頃には

食道癌がキレイに無くなり、


いよいよ職場復帰する!というところで

今年に入り、


肺炎を患い


そこからはどんどんと体調を悪くして

4月頭に入院
そこで、癌の転移が見つかり


そして4月18日に出直しとなりました。



4月の入院では
新型コロナウイルスの影響で病院内での付き添いが禁止される中で

担当医や、沢山のスタッフの方の協力により


急遽退院し

自宅で

家族に囲まれて


出直していきました。



私の頭のなかには

『最期は家に帰ってこれてよかった。』



『もっと一緒にいたかった。もっと親孝行したかった。なぜ、もっと優しく出来なかったのか…』



混在し、気持ちもめちゃくちゃになりました。


そして葬儀や、家の片付けを進めていくなかでふと買い物で立ち寄ったイオン

そこで

5月10日は 母の日

だと気づきました。

我が家は、母の日になると兄弟(兄弟は私を含めて4人います)みんなが大慌て!

母への感謝の気持ちでプレゼントします。


毎年するものなので、正直もうプレゼントするネタがない状態なのですが、


父の日はプレゼントを忘れても

母の日には必ずプレゼントをしていました



母はよく子供たち(私たち兄弟)は宝だと言ってくれていました。

『個性は色々やけど、みんな優しい。自慢の子や』



とても大切に育ててくれたんだな


と本当に感じます。


その気持ちを今になって、生前より更に感じているのに、


もう母はいないんだな。

と思い、胸が締め付けられます。


天理教のとある会長さんがこんなことを講話で話してくれています。

『出直した方に対して、私たち生きている者がしてあげられることがあります。それは、故人を懐かしみ、喜ぶことなんです。私たちが喜ぶことにより、逆に故人が私たちを喜ばすことになり、神様が故人の魂に徳を下さると思うのです。』

天理教では、出直した人は魂だけの存在となり、将来またこの世に生まれ変わる

と教えて頂いています。

魂には、前世でした行いが刻まれており、

来世でも、その行いによる徳は引き継がれるのです。


私は、その言葉を思い出し、救われた気持ちになったのです。


母もめちゃくちゃ思い出を大切にする人でした。

また、

明るく

自由で

天然な人でした。

面白いエピソードも多数あります。

母に何も出来なかった


その気持ちが

出来ることがある

それだけで気持ちが軽くなったのです。


いつも、子供の味方で

父とはケンカばかりして

ホラー映画が好きで

韓国ドラマに長らくハマってて

ウォーキングが趣味で

他にもめちゃくちゃたくさんある思い出


それらを思い出しながら、

母の日にはやはり、何かプレゼントをしようと思います。


『おかん。今までも、これからも、ありがとうm(__)m』




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