雨はよいもの?わるいもの?

令和!!!
弟です。
令和の空…ではござらん。





令和という元号は
日本最古の歌集『万葉集』
5巻に収録されている
「梅花の歌」が出典元です。




初春の令月にして、
気淑く風和ぎ、
梅は鏡前の粉を披(ひら)き、
蘭は珮後(はいご)の香を薫す。




という漢字は
「立派な、清らかで美しい、
おめでたい、喜ばしい」
という意味があるそうです。


日本語の美しさが際立つ年号だと
思いました。









さて!
新元号になった5/1。
天気は雨。

雨で残念だと思う人も
おられたと思います。



晴れは文字通り
晴れ晴れとした気持ちになるから
最高ですよね。

でも、雨って本当に
ダメなものなんでしょうか?



雨を見て、僕は昔あった出来事を
思い出していました。


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昔、僕は天理教教会本部
布教部福祉課(当時)に勤めておりました。

ある日、電話で
信者さんから要望がありました。
しかし、さすがに応えられないものなので
こちらが

「申し訳ないですが…」

とお断りをすると
その方は大変お怒りになって、

「本部がそんなんだから
ダメなんですよ!
月次祭が最近雨なのは
本部の人達の心遣いが
ダメだからです!」

と言われました。
本部の云々はともかく、
その信者さんが
雨を「ダメな事」と捉えている事に
違和感を覚えた事を
記憶しています。


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雨は昔から人々の生活に必要なものでした。
そして生活用水としてだけではなく、
文学や芸術にも登場し
心身ともに潤していたのです。


特に呼び名に至っては、
タイミングや心理状態等で
柔軟に変化し、
梅雨
時雨
春雨
五月雨
驟雨
等々…
様々に変化して、
情景を彩ってきました。

ちなみに最後のは驟雨(しゅうう)
にわか雨や夕立のような
激しく変化していく雨の事です。


俳句でも、


紫陽花や青にきまりし秋の雨
正岡子規

短夜のうらみもどすや五月雨
加賀千代女


など、
情景深い俳句に雨は使われています。

更に
ヒットソングでも
雨は度々登場しています。








それに、純粋に
は雨の音が結構好きです。
落ち着きますよね。

雨も神様からの恵み。
無ければ干上がってしまいますし、
雨の方が嬉しい人もいます。


僕は花粉症だから
雨は結構嬉しいですね(笑)




毎日晴れは退屈です。
変化があるから、
雨の日もあるから面白い。


そう考えると、
令和の始まった日が雨だったのも
趣があっていいなぁと思うんです。

月次祭に雨が降るのも、
神様が、参拝している方々に
潤いを与えてくださっている。
そう思うとありがたいなぁ、と
雨の月次祭が好きになります。



最初の問いに戻ります。
雨って本当に
ダメなものなんでしょうか?


答えはNo。
雨も立派な恵みであり、
楽しみの一つです。
普段見えない景色を見せてくれる、
素敵な彩りの1つ。


僕はそう思います。


雨に限らず、
どんなものでも
神様からの恵みです。

何にでも感謝し、喜んで
毎日を過ごしそうと
令和の初日に思いました。

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